2017年06月29日

ブレーキの落とし穴、長い下り坂では、「エンジンブレーキ」も使おう

山道など、長い下りの坂を運転するときは、
どうしても車が加速しやすく、
しかも、山道ではカーブも多いので見通しも悪く、
何度もブレーキを踏んでしまう。


長い下り坂であまり、ブレーキを踏み続けると
ブレーキが効かなくなってしまう可能性があるのだ。

ブレーキを踏みすぎるとブレーキ内部が過熱する。
過熱すると、ブレーキパッドの摩擦係数が下がり、
制動力が一気に低下してしまう。

このことを「フェード現象」といい、
さらに、ブレーキ液が沸騰し、油圧が伝わらなくなることを
「ペーパーロック現象」という。
この状態ではブレーキペダルを踏んでも
ブレーキは完全に効かない。


このような状態になってしまったら最悪だ。
車をうまく山肌にこすりつけて止まればいいが、
下手すれば、車は谷底に転落してしまうだろう。


このような状態になるのを防ぐには
「エンジンブレーキ」を併用することが大切だ。



エンジンブレーキとは、
エンジンの回転を利用したブレーキのことで
シフトダウンすればエンジンの抵抗により回転数が落ちて、
スピードも自然に減速する。
これを併用すればブレーキを踏む回数がかなり減らせる。


エンジンブレーキをかけるには
ギアを「2」セカンドか、「L」ローにシフトダウンすれば
自動でかかる。

「2」より、「L」の方が、より強力にエンジンブレーキが効くので、
長い下り坂では坂道の傾斜によって
使い分けるといい。




マニュアル車に乗っている人はギアには詳しいだろうが、
最近の車は、AT車(オートマチック車)が主流だ。

AT車は、ギアがD(ドライブ)に入っていれば簡単に車は動く。
Dにギアを入れておけば、車が道路状況により自動的にギアを選び、
最適なギアで走行できるようになっているのだが、

山道など、急な長い下り坂が続く続く場合には
自分で適切なギアにチェンジする必要がある。


安定したスピードを保つにはブレーキが必要だが、
フットブレーキだけを使わないで
エンジンブレーキも併用して使おう。





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2017年06月26日

「自動ブレーキ」は万全ではない…悪いのはブレーキ? それとも運転者?

自動運転技術がついた日産車の「プロパイロットシステム」を使った
走行中に事故が起きた。
原因は自動車販売店の試乗車に乗った販売員が、
自動運転の機能を過信していたということだ。

記事によると、結果的には事故を起こした一番の原因は、
販売員は前方の停止車両を認識していたが、
自動ブレーキに依存してわざとブレーキを踏まなかったこと。

自動ブレーキをためすために、わざと
「ブレーキを踏むのをがまんしてください」。と言ったそうだ。

そして追突した。
あまりにもお粗末だ。
販売員なら「自動ブレーキが効かない条件」ぐらい
知っていて当然だと思うが…


自動ブレーキはぶつかるのを避けるための最終手段だが
時として条件によっては正常に作動しない場合がある。








事故当時のたまたま偶然に重なった条件とは、

1.運転していた時間がが夕方で薄暗かった。
2.雨が降っていた。
3.前方の車両の塗装が「黒色」だった。



このような場合には感知しにくく、
危険な場合に作動する自動ブレーキが効かない。



そのほか、作動しにくい条件は、
(日産プリクラッシュブレーキを参考)

1.速度が30Km/hより大きい場合はシステムが間に合わない。
2.夜間やトンネルでテールランプが点灯されていない車は認識できない場合がある。
3.前方に他の車が急に割り込んできた時、人が急に飛び出して来たときは
間に合わない場合がある。
4.前方に急な登り坂、水蒸気、交差点の障害物がある場合には、車や歩行者の区別が
つきにくく障害物とみなし、危険ではない場合ではあるが、ブレーキが作動してしまう。
5.横向きの車両、対向車両、バックしてくる車両、さらにフェンスや壁、
集団の歩行者はシステムの制御対象とされず、システムが作動しない場合がある。
6.動物や身長1m以下の小さな子供などは認識しにくいため、システムが作動しない可能性が高い。
7.先行車が特殊な車両や、荷台の低い低床トレーラー、空積キャリアカーなどの場合、
正確な距離を算出できず、正常に作動しない場合がある。
8.ドライバーがブレーキやハンドルの操作をしていると回避操作をしていると判断され、
自動ブレーキが作動しない場合がある。



自動ブレーキのしくみは、
センサーで追突など、危険を察知すれば、警告音が鳴り、
軽いブレーキで注意を促す。
万一の時は追突回避のための強いブレーキが
自動で作動する、というものだ。


自動ブレーキの宣伝を見ていたら
確かに、人間が操作しなくても車が勝手に止まってくれる、と
思い込んでしまうところがある。

しかし事故を起こした販売員は認識不足だとしかいいようがない。




自動ブレーキは
「ドライバーを補助する」システムなのだ。
それは決して100%頼れるものではないものだと
ドライバーは認識する必要がある。

車を運転していれば環境も変化し、
自動ブレーキが作動しない条件に出会うかも知れない。
そんな時に備えて、
ハンドルを握っているドライバーが常に状況判断して
自分でブレーキをかける、という意識をもつことが大事だ。


自動ブレーキが搭載されていても
人的ミスで事故を起こしてしまっては、
車を作った会社ではなく、
運転席にいる人が責任を負うことになる。





過去にも自動ブレーキが作動せずに追突した
事件が4件起きている。
自動ブレーキを過信せずに
運転者が責任をもって安全運転を行うことが必要だ。


「自動ブレーキ」は万全ではない。


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2017年05月16日

タイヤの劣化の目安は?



タイヤについて考えてみたことはあるだろうか。

車を買う時はボディのデザインや、エンジンなどに目がいき
タイヤは二の次だ。
まあ、あまり、目立つ存在ではないから
仕方がないだろうが、しかし、タイヤは車の中で
特に重要な役割を果たしている。

車を走らすためにはタイヤが当然必要だが、
一番は、ブレーキをかけた時にぎゅっと踏ん張って
道路をすべることなく車を止めることだと私は思っている。

車が道路に接触している唯一の部品がタイヤなのだ。
前に走るのが車だが、逆にいつでも止まれる、ということが重要だ。

タイヤは走る、止まる、方向を変える働きをする。
わずか4つのタイヤで私たちを含め、重い車両を支えているのだ、と言えば
今さらだが、タイヤのすごさがわかる。

振動を少なくし、スムーズな走行も実現してくれるのもタイヤだ。


タイヤの素材はゴム。

強い日差しや風雨、夏には熱くなった路面にも耐えている。
アスファルトは日光に照らされ、65度ほどになる。
冬にはマイナス温度にも耐えているのだ。
ただの黒いゴムの塊のようであるが、
そんなタイヤの構造は何層にもなっていてとても複雑に造られている。


普通のゴムならば年数が経過するとひび割れてくるが、
車のタイヤのゴムにはひび割れ劣化剤という油を混ぜ込んで
造られているので強い。

だがタイヤはゴムだからどんどんすり減っていく。
あまり知られていないが、まっすぐ走るよりも曲がる時の方が
すり減る。
あとは車庫入れ。
何度もハンドルを切り返してぐるぐる回しているのも
タイヤにはかなりの負担だ。
あとはブレーキに耐える。一番のふんばりどころだ。

こうやって考えると、タイヤはとても過酷な場所で
がんばっていることが分かる。

そんなタイヤだが、交換の目安としては
タイヤの溝があるか、無いか、で判断することが多いかも知れないが、
たとえ溝があっても、製造から何年も経過したものであれば
ゴムの劣化が進んでいるのでひび割れていたりしたら
専門店に相談してみよう。

劣化している状態で走行しているとバーストを起こす可能性もある。
安全を考えると、お金が無いからと言って先送りにしないで
タイヤは早めに交換するのをおすすめする。


車検ではタイヤの溝の深さを確認するが
(溝の深さは法律で、1.6mm未満は使用してはいけないと定められている)
タイヤのヒビは通るようだ。
自分の命を守るのは自分。
使用開始5年以上経過したタイヤは注意が必要だ。





posted by スカーレット at 07:00| Comment(0) | 車の知っておきたいこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする