2017年06月26日

「自動ブレーキ」は万全ではない…悪いのはブレーキ? それとも運転者?

自動運転技術がついた日産車の「プロパイロットシステム」を使った
走行中に事故が起きた。
原因は自動車販売店の試乗車に乗った販売員が、
自動運転の機能を過信していたということだ。

記事によると、結果的には事故を起こした一番の原因は、
販売員は前方の停止車両を認識していたが、
自動ブレーキに依存してわざとブレーキを踏まなかったこと。

自動ブレーキをためすために、わざと
「ブレーキを踏むのをがまんしてください」。と言ったそうだ。

そして追突した。
あまりにもお粗末だ。
販売員なら「自動ブレーキが効かない条件」ぐらい
知っていて当然だと思うが…


自動ブレーキはぶつかるのを避けるための最終手段だが
時として条件によっては正常に作動しない場合がある。








事故当時のたまたま偶然に重なった条件とは、

1.運転していた時間がが夕方で薄暗かった。
2.雨が降っていた。
3.前方の車両の塗装が「黒色」だった。



このような場合には感知しにくく、
危険な場合に作動する自動ブレーキが効かない。



そのほか、作動しにくい条件は、
(日産プリクラッシュブレーキを参考)

1.速度が30Km/hより大きい場合はシステムが間に合わない。
2.夜間やトンネルでテールランプが点灯されていない車は認識できない場合がある。
3.前方に他の車が急に割り込んできた時、人が急に飛び出して来たときは
間に合わない場合がある。
4.前方に急な登り坂、水蒸気、交差点の障害物がある場合には、車や歩行者の区別が
つきにくく障害物とみなし、危険ではない場合ではあるが、ブレーキが作動してしまう。
5.横向きの車両、対向車両、バックしてくる車両、さらにフェンスや壁、
集団の歩行者はシステムの制御対象とされず、システムが作動しない場合がある。
6.動物や身長1m以下の小さな子供などは認識しにくいため、システムが作動しない可能性が高い。
7.先行車が特殊な車両や、荷台の低い低床トレーラー、空積キャリアカーなどの場合、
正確な距離を算出できず、正常に作動しない場合がある。
8.ドライバーがブレーキやハンドルの操作をしていると回避操作をしていると判断され、
自動ブレーキが作動しない場合がある。



自動ブレーキのしくみは、
センサーで追突など、危険を察知すれば、警告音が鳴り、
軽いブレーキで注意を促す。
万一の時は追突回避のための強いブレーキが
自動で作動する、というものだ。


自動ブレーキの宣伝を見ていたら
確かに、人間が操作しなくても車が勝手に止まってくれる、と
思い込んでしまうところがある。

しかし事故を起こした販売員は認識不足だとしかいいようがない。




自動ブレーキは
「ドライバーを補助する」システムなのだ。
それは決して100%頼れるものではないものだと
ドライバーは認識する必要がある。

車を運転していれば環境も変化し、
自動ブレーキが作動しない条件に出会うかも知れない。
そんな時に備えて、
ハンドルを握っているドライバーが常に状況判断して
自分でブレーキをかける、という意識をもつことが大事だ。


自動ブレーキが搭載されていても
人的ミスで事故を起こしてしまっては、
車を作った会社ではなく、
運転席にいる人が責任を負うことになる。





過去にも自動ブレーキが作動せずに追突した
事件が4件起きている。
自動ブレーキを過信せずに
運転者が責任をもって安全運転を行うことが必要だ。


「自動ブレーキ」は万全ではない。


posted by スカーレット at 08:00| Comment(0) | 車の知っておきたいこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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